
00/9/20〜9/25の日程で撮影ツアーの下見に行きました。
実際ツアーを行う時と時期が異なり事前に「コアホウドリ」がいない事や鳥の活動が活発な時期では無い事を聞かされていました。あまり期待しないで、とにかく予定のシュミレーションを行い危険や無理が無いかチェックする事にしました。
初の海外一人旅(出張)という事で緊張が走るが、事前の段取りをきっちりしてもらってまるで「初めてのオツカイ」に出てくる小さな子供達のように成田から立つ事が出来ました(~_~;)
以下は、行動の記録と撮影にまつわる話を覚書のように記したもの。撮影ツアー担当の川上による珍道中記です。
--------------------------------------------------------------------------------
00/09/20(水)
★midway視察-日本発これからミッドウェイへ。はたして迷子にならずに済むのか(~_~;)
●*日本成田出発、ホノルルへ(19:45〜--:--)
- 海外慣れした人には何てことも無い出国の手続きなどが、初心者級の私には緊張になる。でも本人の緊張をよそに何の問題も無く、出国。
-
●*日付変更線越えて、ホノルル着(09:00〜--:--)
- ミッドウェイへ行く飛行機に乗るまで7時間ほど空き時間があるので、現地でお世話になるスタッフの方にホノルル観光をしていただいた。昼食を取る頃に時差ぼけからか、急速に眠くなる。せっかく説明していただきながら眠気と戦う事になる。初めてのハワイは眠気との戦い。今度ゆっくり来ます(~_~;)
●*ミッドウェイへアロハ航空で発つ(16:55〜--:--)
- ミッドウェイへ行くには一度ハワイを出国する事になる。
-
- 何の問題も無く手配が終わり、アロハ航空の待合ロビーで飛行機を待つ。そこに居る人達が間違いなく一緒にミッドウェイで過ごす人達だ。そこまで一人で落ち着かない気分だったが、何人か日本人の方もいるし急に安心して「仕事顔」に戻る(~_~;)
-
- 事前に仲間から「きっと小型のプロペラ機だ」などと言われていて、正直飛行機がどのタイプか興味津々だった。ジャンボなどが見えているが間違いなく違うだろう。
-
- アロハ航空は「737」だった。判っていてもちょっと安心(~_~;) 日本人9名を含め22人が乗り込む。
←夕日をバックに
●*ミッドウェイ島到着。宿泊棟へ移動この日のスケジュール終了(18:30〜--:--)
--------------------------------------------------------------------------------
21(木)
★midway視察 −ミッドウェイ初日。何が見れるのか?
●*朝7時クリッパーハウスで朝食。
- 宿泊棟から徒歩2分足らずで、白い砂浜を望むフレンチレストランで朝食!クリッパーハウスという名前で、昔ミッドウェイに来ていた飛行艇の名前から取ったようだ。ボードウォークを渡り、お洒落な白い壁の平屋建ては朝から気分よく食事が出来る。
-
うしろの屋根がClipper House
-
- でも頭はボーっとしていた。フレンチ・トーストとベーコンを食べて腹ごしらえ。美味しい。
●*オリエンテーリング受講−講師ミッドウェイ・フェニックス社 田畑氏(09:00〜--:--)
- 必須科目。島の規則など自然保護区ならではの説明をスライドを交えながら説明を受ける。
-
- 特別に保護された動物(ハワイアン・モンクシール、アオウミガメ、アホウドリ、スピナードルフィン)には100フィート以上近づいてはいけ ない説明を受ける。腕を伸ばし親指を横向きに倒して相手との距離を測る方法を教わり、以後見つけるたびに親指を立てることになる。
●*ノースビーチ散策。モンクシール発見!(10:00〜--:--)
- とりあえず、綺麗な浜辺の「NorthBeach」を散策。人間が遊泳してよい唯一の浜辺。ここ以外は鳥とモンクシール、アオウミガメの専用浜辺。人間は遠くから眺めるだけ。でも、日本にありがちな柵がない。鉄条網も無く、ただ小さな看板があるのみ。
-
- アメリカ人が何組かくつろいでいたが、圧倒的に浜辺の広さのほうが目立つ。人をよけずに写真が取れることに感動!どこまでも広がる白い砂浜と海の青、空の青、境目の淡い青が印象に残る。
-

- 舞飛ぶ「アカオネッタイチョウ」「シロアジサシ」などに夢中になっていたら、海から黒い影が潜水しながら近づいて来た。アメリカ人かと思っていたら、ハワイアン・モンクシールでビックリ!慌ててその場から後ずさり、親指で距離を計りながらベストポジションを探す。モンクシールは最初の急接近で私の匂いに気付いたのか、中々浜へ上がらない。ストレスになるといけないので一度その場から離れてホトボリを覚ます事にした。
-
- 「グンカンドリ」が悠然と頭上を通り過ぎる。何度もシャッターを切るが三脚に付けたままでは相手の動きに追いつけないので三脚を諦める。キャノンお勧めの「※ is機能」をフルに使い流し撮りを行う。浜辺は明るいので充分早いシャッターが切れるが、飛ぶ鳥の表情や背景とのバランスを考えている余裕は無く、数打って当たる式にフイルムを消費してしまう。予定よりも速いペースでフイルムを使うので、じっくり取るように自分に言い聞かせる。でも被写体は次々飛んでくる(~_~;)
-

- ハワイアン・モンクシールのいた辺りに慎重に戻ると、すっかりくつろいだ様子で昼寝をしていた。風向きを気にしながら親指を立てて近づき、ベストポジションを探す。とにかく表情がある写真を狙いたいので顔の向きや体全体のバランスを考えながら近づく。眠っているのか、ピクリとも動かないが表情を入れて撮れた。初日からついている。
-
- 昼飯食べるのも忘れて撮影する(~_~;) 気が付けばサンド島ツアーに行く時間になっていた。腹も空かないので集合場所へ
-
※is機能とは・・・キャノン一押しの手ぶれ補正機能付きレンズの事。ImageStabilizerの略
●*サンド島ツアー参加−担当田畑氏(14:00〜16:00)
−注:サンド島とは空港や宿泊棟がある滞在先の事です。−
- 島の案内ツアーという事で、参加。北も南を判らないので貰った地図の見方を知るつもりで田畑氏に案内してもらう。他に日本人が3名同行。電動カートで移動。
-
- 地図を元にポイントごとに案内してもらいながら、好撮影ポイントを探る。見晴らしの良いところや、入ってはいけない印の確認。空港を横切る(なんと横切れるのだ!)時には注意が必要などミッドウェイ島ならではの説明を聞く。
-
- 朝日を撮るならここ!や、夕日はここがお勧め!など有意義な説明を受けられて助かる。この時にもモンクシールが見れた。別の場所だが、そこには良く現れるそうだ。同じ場所に同じように現れるのはその場所が彼らにとって安全だから。あたりまえのようで実は難しい事。
●*クリッパーハウスにて夕食。(18:30〜19:30)
- 夕食は予約制で、事前に申し込む。ダイビングに来た日本の方と夕食を共に。海が苦手な私には経験豊富なダイバー達の話は大変興味深く、もし撮影ツアーでダイバー達を絡めた企画などを組む場合、ある程度身に迫る説明ができるので陸上で撮影するしか能が無い者には助かった。
- 彼らの話を聞くと、ここのダイバーズショップの設備は良く整っているそうで離島の割にはレベル高いそうだ。
--------------------------------------------------------------------------------
22(金)
★midway視察 −今日はイースタン島がメインイベント!
−注:イースタン島とは、戦時中アメリカ軍が空港を作り島の大半が滑走路だった島。今は無人島−
●*ミッドウェイの朝日を撮影するため起床。
- 自転車で暗い夜道を突き進む。空には見当もつかないほど星が輝いている。詳しい人ならさぞや楽しい光景かもしれない。広い空間に満点の星空!なんてロマンチックなんだ。でも男一人じゃ意味無いし、新婚さんなどを絡めた企画なんかがあったら盛り上がるかな?などと仕事の事がよぎる。うんざり気分になったので朝日が綺麗だと教えてもらった場所まで急ぐ。
-
- なんとか日の出前に場所にたどり着く。土地感が身に付いていない上に暗い夜道は思いのほか遠回りをしたようだ。
-
- 波の音を聞きながら、イースタン島が水平線に浮かんで見えるポイントで三脚を立てる。撮影のために水平を出しながら少しずつ色が変わる空を写す。
-
水平線上の右寄りがイースタン島→
●*ギャリーで朝食後、(06:30〜)
- 朝日の撮影に夢中になり、朝食を危うく忘れる所だった(~_~;)今日はイースタン島の探鳥ツアーがFWS主催で行われる日なので遅れるわけにはいかない。
-
- 大食堂の名にふさわしい大きさの「ギャリー」で朝食を取るのは初めて。学食のような感じで懐かしかった。
●イースタン島ツアーへ参加−FWS主催(日本人サポート岡田氏)(07:00〜)
注:FWSとは・・米国内務省魚類野生生物局(Fish&Wildlif
service)の略。当然全て英語!
●*ギャリーで昼食。カレーを食べる。(12:00〜13:00)
- カレーしか無いわけではないが、やはりカレーがあると目を引く。何種類か有ったが食べてみなくては判らないので、指差して「これ!」と言ってよそって貰う。英語使えよな(~_~;)
●*サンド島散策−移動手段自転車。カメラ抱えて一周を試みる(13:00〜16:00)
●*ノースビーチの夕日を撮影後クリッパーハウスで夕食。(18:00〜19:30)
- この日に釣りをした方々から、釣って来たマグロをご馳走になる。 フランス料理が乗るお洒落な白い皿に薄切りのマグロが乗る。ちゃんとワサビも有った。外洋で釣った魚を一匹だけ持ってきても良い決まりがあり、そのおこぼれを頂戴出来た訳だ。美味しかった。
--------------------------------------------------------------------------------
23(土)
★midway視察
●*ギャリーにて朝食。(07:00〜08:00)
- この日はクリッパーハウスが休みなので朝から「ギャリー」で朝食を取る。
●*ポジにて再度サンド島を撮影。ポジ向きの被写体を探して自転車で走る。(09:00〜11:00)

- 今回はネガ・フィルムをメインに据えて撮影をしたので、今日だけはポジ・フィルムで撮影しようと思う。何処に行けば何が撮れるか昨日の自転車旅行で覚えたので、押さえておきたい被写体まで真っ直ぐに進む。「ハワイアン・モンクシール」「アオウミガメ」「シロアジサシ」「アカオネッタイチョウ」「オオグンカンドリ」みな、昨日と同じように同じ場所で見れる。これは凄い事だ!
-
- 天気が今一だが、さほど気になるほどでもないし今日帰るのだから問題なし。
-
●*ギャリーにて昼食(12:00〜13:00)
●*帰国前にお土産の買い物(お土産屋がちゃんと有る!)サンド島の施設などを撮影して周る。(13:00〜15:00)
●*ギャリーにて最後の食事。
- やはりカレーを食べた。美味しい。(17:00〜18:00)
●*ミッドウェイ発〜ハワイ・ホノルル再入国。真っ直ぐホテルへ(19:20〜23:10)
- 短く感じた。いや実際に短いのだ。物足りなさというよりも、もっと落ち着いて島を堪能してみたかった。「人と自然をつなぐ島」と田畑さんが表していた事を何度も思い返してみる。もっともだ。「絶海の孤島」と思って来て見た島は「天国と地獄」を見せてくれた。
-
- 私が実際に連れてくる人たちは、この島でなにを見て、何を感じるだろうか?何よりも私同様ミッドウェイを立ち去る時に「寂しい」と感じてくれるだろうか?
-
- 全ては、私次第だ。
--------------------------------------------------------------------------------
24(日)
★midway視察
●*ホノルル発一路成田へ(10:50〜--:--)
- この日は、出発のためにある日だから何も無しでとにかく空港へ。頭の中が思い出ぐるぐるしながらも日本へ帰る。
- ヒョンな事で自分が日本へ帰る事を自覚した。厚底靴!やはりここは日本人が多い。見渡せばブランド品の袋を抱えて、ぽっくりを履いているのは皆日本人だ。あー日本へ帰るのか。
--------------------------------------------------------------------------------
25(月)
★midway視察
●*日付変更線を越えて成田へ。無事帰還。(13:30〜--:--)
- とにかく、無事に帰る。帰りの飛行機で見たかった映画をやっていたので疲れも忘れてあっという間に帰ってきた。途中、島影が見えると「おや?」と思うが、気持ちを半分置いてきたからか?
- 今回の下見でここまで嵌るとは思わなかったが、駆け抜けた割には満足した。そして、また行きたい。今度は仕事抜きで。
-------------------------------------------------------------------------------
最後までご一読いただきましてありがとうございます。初めての一人旅ですら、ましてや英語が苦手な男ですら何の問題も無く行けた点をご理解頂けると嬉しいです。また、この島で何が出来るのか?疑問な方の不明な点を少しでもぬぐえたならば、なお幸いです。
興味をお持ちになった方々と、是非御一緒にミッドウェイへ「人と自然をつなぐ島」へ旅立ちたいと願う今日この頃です。
−いち旅人として−川上 幸央
e-mail:
上記の珍道中で写した写真が満載です。ビジュアル的に見たい方は写真館を!

2001年1月の渡航記録をUPしました。⇔
他の方の体験談を知りたい方はこちら↓

ミッドウェイ友の会の掲示板も有ります!
